1) 大会概要
*主催:メキシコ日本拳法連盟
*日時:2024年5月24,25,26日
*場所:メキシコシティ
*参加6カ国:
日本、メキシコ、イタリア、
フランス、アメリカ、チリ
*参加人数 : 224名
*試合方式団体戦:
男子4名+女子1名(混合チーム)
*参加4カ国:
日本、メキシコ、イタリア、フランス
*試合方式個人戦:
級の部、幼児3才以上18才未満を
2才ごとに区分け
段の部、体重無制限
18以上50歳未満
シニアの部、体重無制限
50歳以上
2) 試合結果
*団 体 戦 :
優勝 日本、準優勝 メキシコ、
3位 イタリア、4位 フランス
*男子個人戦:
優勝 土屋賢生、準優勝 前田賢駿
4位 松山翔太、ベスト8 井上晴陽
*女子個人戦:
3位 塩谷佳美
3) 日程
5月23日(木)
集合:成田空港
ANA NH180便
16:30 出発、機中泊
翌夕刻:夕食会、
ホテル泊#1
5月24日(金)
午前中:
TEOTIHUACAN ピラミッド観光
午後:
メキシコ日本拳法連盟主催の
形試験に参列#2
級の部―110名、段の部―25名
夕刻:歓迎夕食会、ホテル泊#1
5月25日(土)
午前中:
土肥師範による技術セミナー#2
受講者―120名
午後:鯰江師範主催の昼食会、
ホテル泊#1
5月26日(日)
国際大会#3
夕刻:歓送夕食会、ホテル泊#1
5月27日(月)
午後:メキシコシティ市内観光
(バスツアー)
夕刻:メキシコシティ空港へ
5月28日(火)
01:00発 ANA NH179便にて
成田へ、機中泊
5月29日(水)
定刻06:25 成田空港着、
日本選手団解散
#1ホテル:
BELAIR BUSINESS, CDMX-WTC
#2会場:
DEPORTIVO ING. EDUARDO MOLINA
#3会場:
DEPORTIVO PLAN SEXENAL
4) 日本選手団メンバー
団長:小林 勉 日本拳法競技連盟 国際部長
― 松山翔太 二段 信太山博隆会
― 前田賢駿 二段 滝ケ原拳法部
― 井上晴陽 四段 明治大学
― 土屋賢生 三段 明治大学
― 塩谷佳美 三段 関西学院大学OG
5) メキシコ日本拳法連盟
会長:
Oliver Carrillo (オリベル カリヨ)
実行委員長:
Adrian Carrillo (アドリアン カリヨ)
技術部長:
Gerardo Guiza (ヘラルド ジサ)
実行委員:
Emilio Carrillo (エミリオ カリヨ)
Erika Mariana (エリカ マリアナ)
Juan Angel (ホアン アンヘル)
PedroGerardo (ペドロ ヘラルド)
師範:
鯰江 武
6) 選手感想文
・松山翔太
この度は、日本拳法メキシコ50周年記念大会に参加させていただき、本当にありがとうございました。
拙い文章ではありますが、今期間を振り返り、感想を述べさせていただきたいと思います。
遠征の期間を通じて率直に感じた事は、日本拳法に対して、また日本代表の私達に対してのリスペクトの高さを感じました。
メキシコに来るまでは不安を感じていた私ですが、帰る頃には寂しさを感じるようになっていました。現地の方達のこころの温かさを経験させていただいた事に、感謝しかありません。
大会に関しても、開会式からまるでお祭りのような盛り上がりで、開会式中でも各国の選手達と写真を撮ったり、終始楽しい気持ちにさせてもらいました。
試合に関しては、団体戦優勝、個人ベスト4という結果で、日本のレベルの高さを各国の代表の方達に示す事が出来たのではないかと感じます。
ただ、大会運営に対して審判の認識統一であったりタイマー係などへの徹底が今後の大会開催にあたり大切な部分になってくるのではないかと私は感じています。
最後になりますが今大会参加にあたり、協力していただいた方達に心からの感謝と、日本拳法のこれからの発展を祈念して、私の感想とさせていただきたいと思います。
本当にありがとうございました。
・土屋賢生
今回、日本拳法メキシコ50周年記念大会に参加さaせていただきありがとうございました。
私は今回の遠征で日本拳法に対して、海外選手たちが真剣に向き合い、技を磨いて、日本拳法を心から楽しんでいると感じました。また、我々に対するリスペクトの高さも感じられました。お土産をたくさん頂き、現地の人の温かさにより、この遠征が非常に楽しいものになりました。
大会については、開会式からザ・メキシコというような伝統の踊りから始まり、閉会式まで賑やかで楽しい大会だったと感じました。
試合については、審判の判定が曖昧であり、笛を首にかけているのに咥えず、旗を上げるだけで他の審判が上げなければ下す審判もちらほら見かけました。また、海外選手は試合の退場時に礼をしない選手が多い印象を受けました。日本拳法は武道であり、礼を重んじる競技であるにも関わらずそこを疎かにしてしまうと、ただの殴り合いになってしまうので各国に礼の大切さなどを伝える必要性があると感じました。
今回の遠征での出会いは一期一会であり、小林さんをはじめ、メキシコ遠征に協力してくださった人に感謝を忘れずに来年も選出されるようにこれからも日々精進して参ります。
本当にありがとうございました。
・井上晴陽
この度は、日本拳法メキシコ50周年記念大会に参加させていただき、ありがとうございました。
今回の遠征でメキシコでは多くの道場で子供から大人まで多くの人が日本拳法を楽しんでいると感じました。また、日本拳法をやっている人だけでなく、試合を見に来ている人、保護者までもが全力で楽しんでいるように感じました。多くの人が日本拳法に、そして私たち日本代表に高いリスペクトを持っていただいており、現地ではたくさんのおもてなしをしていただいたり、多くのお土産をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。
大会では開会式のメキシコの踊りや、歓声で、楽しく試合をすることが出来ました。
試合においてはタイマーを選手や、見ている人もわかるようにすること、パンフレットには3分間3本勝負と書いてあったのですが、実際は2分間で行っているように感じたので、ここは改善点なのではないかと思いました。
今回の遠征でサポートしていただいた小林さんをはじめ、メンバーの皆さん、メキシコの皆さんありがとうございました。今回だけでなく、次回もメンバーに選ばれるようにこれからも頑張ります。
短い時間でしたが、本当にありがとうございました。
・前田賢駿
はじめに、今回開催されたメキシコ国債大会の選手にまた選んでいただき、このような機会に非常に光栄で本当に感謝しております。たくさんの方が関わり協力してくださった事を感じました。ありがとうございました。
今大会を通じて様々な問題点等があるものの各国の取り組みを見ていて共通して皆、日本拳法が好きなんだと感じました。
好きこそ物の上手なれとあるように好きであることがまず何より大切で、その気持ちが向上心に繋がると思います。気持ち一つでこれからさらに発展していくだろうと感じました。
各国の選手を見て自分自身大変勉強になりました。
おわりに、今大会の成績として団体戦は優勝、個人としては2年連続になりますが2位とまた悔しい結果でしたが、今後この経験を活かし、日本拳法の発展、活性化に寄与すると共に、自分自身更に精進していこうと思います。
最高のチームメイトと最高の試合と最高の経験が出来た事は自分の誇りと宝です。また選ばれるように頑張ろうと思います。本当にありがとうございました。
・塩谷佳美
この度は、日本拳法メキシコ50周年記念大会に参加させていただき、本当にありがとうございました。
私はイタリア大会に引き続き2大会連続の出場ということでしたが、全体を通してイタリア大会とはまた違う大会の雰囲気があるなと感じました。
試合では開会式で伝統的なダンスなどがあったり、出場する全チームの紹介があったり日本の大会ではないものもありました。また試合が始まると、メキシコチームの試合の時には応援歌が始まり、会場全体の盛り上がりがすごく、会場の一体感がすごくありました。
全体を通して、他の国の人たちが日本拳法という武道に対してすごく真面目に真摯に取り組んでいる姿を見て、みんな拳法が好きで同じ目標に向かって頑張っているんだとわかり、私ももっと日本拳法について考え直したいと感じました。
この遠征を通して多くの人と国際的に交流することができました。すごく良い経験を積むことができ、私自身とても成長できたと感じます。
最後になりますが、個人としては世界大会2連覇ができずとても悔しかったのでまた次の大会も選ばれるように頑張っていきたいと思います。
この大会に出場するにあたり、小林さんはじめ最高のチームメイトと出場することができ、とてもいい思い出になりました。本当にありがとうございました。
以 上
2024.09.29